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「うわっ! 止めろ! 痒い。何だよ、これ! 」
俺は尻の中が痒くて、どうしようも無くなった。
頭がぼんやりとして、どんどん思考がおかしい方向へ行こうとしている。
もし、今、自分が動けるなら、自らの尻に指を入れてメチャクチャにかき回してしまうに違いない。
その時、知らずに鳳を呼んでいる自分がいた。
「鳳、鳳、助けてくれ! 尻が痒い、死にそうなんだ。助けてくれ! 」
その後で、俺は、鳳に足を抱えあげられた事にも気がついたが、たぶん、
抵抗するのでは無くて、とても喜んでいたような気がする。
鳳の熱い大きな物で、尻を割られた時も、涙を流して腰を揺すっていた。
裂けそうに広げられた俺の中で、鳳のモノが縦横無尽に動きまわる。
きっと自分の指の長さでは、そんなに奥まではかき回せない。
鳳の大きくて長いモノが、とても素晴らしいと思えていた。俺の痒くて辛い場所に良く届いて、
擦られると本当に気持ちが良いのだ。
そのうちに、何度も、身体の奥で温かいモノが爆発するように広がった。
きっと、鳳が俺の尻の中で射精しているのだと思った。
確かに、黒沼の言う通り、こんなふうに激しく何度も抱かれていたら、女だったらすぐに
妊娠してしまうに違いない。
鳳は、俺を抱き締めながら、熱にうなされた本当の病人のように朦朧としていた。
首にさげている十字架が、俺の胸元で何度もしゃらしゃらと音を立てて擦れている。
鳳は、その熱い唇を、俺の耳元に当て、ずっとこんな言葉を叫んでいた。
「宍戸さん。好きです! 大好きです! 」
ただ、鳳は薬のせいで、そう言う気分になったのか?
それとも、本気で言っているのか?
俺には良くわからなかった。
☆
俺が激痛に気がついて、目を覚ますと、そこはまた例の浴室だった。ぼんやりと目を開くと、
夕べの水着姿のメイド達が俺の身体にシャワーをかけていた。
小さな簡易ベッドのようなモノに寝かされたまま、俺は、足を大きく広げられていた。
「気がつかれましたか? 亮様。お加減はどうです? 」
あの髪の長いメイドが、そう話かけてきた。
答えるまでもなく、最悪だ。
彼女達にシャワーをかけられている場所は、傷でもあるのか、とにかくピリピリとした痛みが、
絶えず起こっている。嫌なので、足を閉じようとすると、メイド達に制止された。
「亮様。きちんと処理をしないと、ご病気になられますよ。痛むと思いますが、もう少し
我慢してくださいませ。」
メイドの誰かの指は、俺の尻の中に入っている様子だった。
感覚が鈍くなっているのか、何本指が入っているのか、全くわからなかった。
何となく、自分の下半身へと目をやると、俺の体内から白いモノが溢れていた。
温かいシャワーの流れですぐに辺りへ散ってしまうが、尻から、信じられない量の精液が、
かきだされている。
これが誰の物か考えるまでも無かった。
俺は、本当に鳳長太郎に犯られてしまったのだ。
それも、俺は、自分から喜んでアイツに抱かれたのだ。
それでも、少しだけ良かったのは、薬のせいで、細かい部分をあまり良く覚えていない事だった。
きっと俺は、女のように喘ぎながら、腰を自分で振って喜んでいたに違いない。
もし、その事を明確に覚えていたら、この場で泣き出してしまったかもしれない。
俺が険しい表情をしているのに、気がついたのか、メイドの一人が温かい蒸しタオルを
俺の顔にかけてくれた。
俺は、そのタオルに隠れて涙を流した。
メイドの他の一人は、ずっと俺の髪を優しくなでてくれていた。
その8<監視カメラ>へ続く・・・行ってみる→

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